CURRENT AFFAIRS
3頭の死を経て、再びジンベエザメを水槽へ
震災で飼育中の2頭が死亡し、その後に定置網から搬入された1頭も飼育中に死亡。新たな野生個体が、再び定置網から水槽へ移されました。
情報確認日:
FACT
何が起きている?
2026年8月27日、石川県志賀町百浦の定置網に入った全長約4.5メートルの雄のジンベエザメが、のとじま水族館へ搬入され、9月18日から展示されています。同館では2024年1月、能登半島地震後の水漏れや設備停止によって飼育環境が悪化し、ジンベエザメ2頭が死亡しました。同年10月には、別の定置網に入った雌の「モモ」を展示しましたが、モモも2026年1月15日に死亡し、公表時点で死因は調査中とされています。今回の個体は、それらに続いて野生から水槽へ移された個体です。
ETHICS
何を考えるべきか?
ジンベエザメは、広い海域を回遊する世界最大の魚類です。地震後に設備が強化されたとしても、野生動物の生命を人工設備に依存させ、行動の自由を奪うこと自体の是非は、設備改善だけでは解消されません。教育・研究・復興・集客など人が得る利益は、動物を収容し観覧対象とすることを正当化できるのか。今回の出来事から、水族館や動物園という仕組みそのものを考える必要があります。
